たかだ農園について
北海道富良野の自然と人に魅せられ、埼玉県出身の高田真平が2005年に立ち上げたのが「たかだ農園」です。
最初は飲食業界をめざして調理師資格を取得し、生産現場を学びたいとの想いから富良野で農業研修を開始しました。そこで手間をかけ努力するほど野菜はおいしくなり、自分の采配で可能性も広がる農業に魅力を感じるようになり2005年に就農しました。現在はミニトマトを中心にアスパラなどの野菜を栽培しています。
子供たちに安全でおいしい野菜を届けたい。ただその想いだけで日々野菜を育てています。
ミニトマト
たかだ農園がある南麓郷地域は標高約400mの丘陵地で風通しがよく、野菜にとっての病害虫が少ないところです。しかし、農園の土質は、やや粘土質で固く、たとえ野菜作りに適した環境や土質だとしても、おいしく、いい野菜は作れません。人が試練を乗り越えてたくましく成長するように、野菜も適度なストレスがあってこそ、おいしく成長すると考えています。
野菜たちが試練を乗り越え、ストレスに打ち勝ったミニトマトは糖度約11度ととても甘くコクのある味わいに育ちます。
手仕事
種まきから苗植え、植え付け、そして収穫までほぼすべての作業を人の手で行っています。人の目でみて収穫時期を判断し、しっかり樹上で完熟してから人の手で収穫しています。
手作業はとても時間や労力がかかりますが、手間ひまを惜しまず人が想いをかければかけるほど野菜はその想いに応えてくれます。丁寧な仕事だけではなく野菜と会話し共に生きるからこそ他にはできないおいしい野菜が育ってくれます。
自然の力をかりてつくる
できる限り自然に近い状態で野菜を育てたい。
ミニトマトの受粉は蜂に手助けしてもらっています。人工授粉するとたくさんの実をつけることもできますが、それは樹が望む自然な成長ではありません。時間も手間もかかり収穫量も少なくなりますが、その土地の土、水、肥料を使い自然な状態であることが安全でおいしく育ってもらう一番の要素です。そうする事で人も野菜と一緒に成長していけると考えています。
土づくり
おいしい野菜は健康な土から。
農園の土質は野菜作りにふさわしいとはいえませんが、その厳しい土質が野菜に適度なストレスを与え、たくましく成長し、味が濃いものになります。そして、野菜たちがストレスに負けず、のびのびと育つように、土の健康にも配慮しています。
畑の土には牛糞、木くずを主原料にした堆肥、その他カニ殻、魚かすなどの有機質肥料を散布し、化学肥料や除草剤は使いません。休閑緑肥の栽培、他の作物との輪作など手をかけて土を育て続けています。この健康な土と恵まれた自然環境によって、安全でおいしい野菜が生まれます。
水の恵み
農園で使用している水は、大雪山連峰の雪解け水が土を通り川に流れたものを引き込み使
用しています。
水は大切な栄養です。めいっぱい自然の栄養を蓄えた水がおいしい野菜を育ててくれます。
高田家では南麓郷でも20件ほどしか使用していない天然の貯水池から水を引きそれを家庭用飲料水としています。その水はとても冷たくておいしく自然がもたらしてくれる最高の贅沢です。